ネタバレ特になし。
二巻は1933~38年。ナチス体制下でのドイツ宗教、文化、メディア、社会情勢の描出と、独墺合邦(アンシュルス)、チェコスロヴァキア侵攻まで。
政治的駆け引き(?)が緻密に描かれて読み応えがある。ヒトラーの恐るべき厚顔と傲岸…それを天才的外交手腕とは言いたくない…はもちろんだが、対峙するイギリス(とフランス)の驚くべき無能、自滅っぷりに唖然としてしまう。
厭戦的態度が屁のつっぱりにもならないってのは虚しいな。
記録のみ。
- 作者:ウィリアム・L. シャイラー
- 発売日: 2008/06/28
- メディア: 単行本