岩井志麻子『嫌な女を語る素敵な言葉』祥伝社文庫

ネタバレ一応注意。
様々に「嫌な」女たちが巻き込まれるトラブルを描く連作。
いかにもシマコの現代ものって感じで、ところどころ過度に戯画的だったり、「あるある狙ってる感」があって好きになれなかった。特に「愛されよう愛されたいでも愛せない」のテッちゃんのキャラとか寒かったな…。
ベトナムネタ、韓国ネタは比較的抑えめではあったけど。現代ものはやっぱり筆が荒れてると思うわ。
評価はC。