ネタバレ特になし。
ボリシェヴィキによる権力奪取以降、ソ連の周辺で行われてきた様々な非道…テロルを暴露する本。
大部であり、また内容の…ソ連によってなされた暴力と抑圧の…量感は圧倒的で、しまいには「戦略としての飢饉」で50万人死んだって言われても麻痺したような感覚になり、それはそれは怖ろしい。
個人的にはラーゲリの内情やドラマが読みたかったんだけど、史的経緯と、犠牲の「種類」と「数」を記述していくだけでもこれだけの分量になるんだから、そりゃディテールまで踏み込めないよな、と。
文章もいかにもな翻訳調で正直読み難かったけど、入院中の無聊に任せて読了。しかし病院で読むもんじゃないわw
…さて、まだアジア編が控えています。
評価はC+。
- 作者: ステファヌクルトワ,ニコラヴェルト,St´ephane Courtois,Nicolas Werth,外川継男
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/03/09
- メディア: 文庫
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