岡嶋二人『三度目ならばABC』講談社文庫

ネタバレ注意。
TV制作会社のスタッフである織田貞夫と土佐美郷の「山本山」コンビが、実録ドラマの撮影のために事件を解決するシリーズ。
リーダビリティとテンポはさすが、キャラクタのキャッチィさもそれに拍車をかけて、好感度は高い。各編、ミステリとしては、トリックのためのトリック、って感じの作品が目立ったけど、「プールの底に花一輪」なんかは、シンプルなアリバイトリックが決まっててよかった。
評価はB−。

三度目ならばABC

三度目ならばABC