J.ドロンフィールド/越前敏弥(訳)『飛蝗の農場』創元推理文庫

ネタバレ注意。
中年にさしかかった女性主人公の営む農園に、危険な香りのする記憶喪失の男が転がり込んできて…というお話。
分類上はサイコ・サスペンスで、訳者あとがきなんかで一時期粗製濫造された凡百のサイコ・サスペンスとの違いが述べられているんだけど、俺には正直、これが一流でマスターピースなのだとしたら、ジャンルとしてたかが知れてるな、としか思えなかった。
まあ、質の低いものにそれほど触れてないってことで、幸運ではあるのだろうけど。
評価はC。

飛蝗の農場 (創元推理文庫)

飛蝗の農場 (創元推理文庫)