ネタバレ特になし。
知らぬ間に出てた。と言うか、今年のこの本に関しては例年以上に店頭で見掛けなかった。各所もっと頑張ろうよ…ジャンルの閉塞もいよいよ極まってきた感があるのかな。昔からこんなんだったような気もするけど。1996年前後が奇跡だったんだな。
ランクの方も、三津田や道尾といった俊英の活躍は頼もしいけれど、満足にテンションの上がらない自分がいた。『神様ゲーム』の時は本屋に走ったけどなー。以降そんな記憶がない。
気をとりなおして。テキストとしては、さすが本格プロパーの年次本だけあって、山口雅也というツボを抑えた人選のロングインタビューがあり*1、「ミステリ映画マニアックス」なんてのも嬉しい企画*2。やっぱ読んでて愉しいのは『このミス』よりこっちだな。
近況報告でイタい人が毎回楽しみだけど、最近そんな元気のいい人もいないみたい。芦辺拓がなんか一般人の学生のブログに噛みついてるぐらいかな。そういうのやめりゃいいのに。あとは『黙の部屋』が読みたくなった。誰やねん。
- 作者: 探偵小説研究会
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2008/12/02
- メディア: 単行本
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