村上春樹(編訳)『恋しくて Ten Selected Love Stories』中公文庫

ネタバレ特になし。

海外作家の短編恋愛小説、春樹訳によるアンソロジィ。

海外小説も恋愛小説も読書志向のメインでは間違いなくないので、新鮮ではあったが距離を感じる読書だった。特によかったのはアリス・マンロー「ジャック・ランダ・ホテル」だったが、まあこれもミステリじみた話ではあるよな…。

春樹の実作「恋するザムザ」の、錠前屋の娘の造形は卓抜だと思ったが、例によって『変身』をまともに読んでいないという不明を晒しており、どこまで語るべきかも判断がつかない。

評価はC+。