古野まほろ『群衆リドル Yの悲劇'93』光文社文庫

ネタバレ注意。

山中の迎賓館「夢路邸」にて、マザーグースに導かれて起こる連続殺人を描く、イエユカシリーズ(?)第一長編。

まほろらしく、エクストリームで歪んでハイテンションな、エンタテインメントとしての本格ミステリです。愉しくてあっという間に読めますが、謎解きの部分もそれほどフックがなくあっという間に読んでしまうのはよいのか悪いのか。

評価はC+。