深水黎一郎『花窗玻璃 天使たちの殺意』河出文庫

ネタバレ注意。

ランス大聖堂、シャガールのステンドグラスをめぐって起こる連続殺人を描く、芸術探偵シリーズの長編。

な術、建築に対しての感興と、それが生活に溶け込んだ都市の紀行趣味を心地よく満たしてくれる作品。一方でメインの謎については、墜死と毒殺いずれもシンプルで面白いものだが、副次的に読んでしまう部分があった。

ベアトリーチェ・チェンチの肖像」がフィーチャされているのだけど、これは確かにミステリ作家を惹きつけずにはおかない物語だわ…現認しないといけない画がたくさんあるなー。

評価はB-。