『コーヒー＆シガレッツ』

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珈琲と煙草を挟んだ11の会話劇。

モノクロで、癖のある俳優陣を揃えて、雰囲気勝負。面白いシーンもあるにはあるけど、全体通しては退屈で、こういうのを愉しめる時期は二十代までだったな、と回顧するところ。

「いとこ同士？」みたいな分かりやすい脈絡のあるものより、ナンセンスな「幻覚」（ビル・マーレイに男優賞）、ファニィなもの悲しさの余韻が残る「シャンパン」あたりに興趣があった。