柳広司『ダブル・ジョーカー』角川文庫

ネタバレ一応注意。

第二次大戦期、洋の東西で起きる事件と、そこに蠢くD機関の暗躍を描く、シリーズ第二作品集。

ネタとしては好みのもののハズなんだけど、ところどころにチープさを感じてのめり込めなかった。プロット・アイデアをミステリに仕立てる部分に、短編にせよ作りこみの甘さというか、性急さを感じて残念。

シリーズ・クオリティ保つのは難しいね。

評価はC。