ソラシド本坊元児『プロレタリア芸人』扶桑社文庫

ネタバレ注意。

山形のローカル・スター、本坊さんの東京時代、バイト生活を描くエッセィ集。

とろサーモン村田とやってるチャンネルも全部観たし、もう既知のエピソードばっかりだけど、より詳細で面白いし、本坊さんの人柄も濃く滲んでる。飯沼さんや澤田さんのエピソードマジでいいよな…こういう社会から弾かれてる人への眼差しって、芸人ならではのものだと思うな―。まあその対極にあるビジウヨ芸人も蔓延ってるけれども。

これ読むと、村田にキャンプギア(丸太)買ってあげての「俺ようやくお前の兄さんになれた気がするな」は、なおさら涙なくして聞けない台詞ですね。

評価はB。