『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』

@八丁座

ダニエル・クレイグ卒業作。

まあアクションの迫力と、世界股に掛けたロケーションを楽しむことはできます。しかし脚本・演出のところどころに不備が目立ち、緊張感に欠けた「残念な大作」感が出てしまっている印象がありました。

特に残念だったのは監獄での面会シーンかな…あれだけ使い古されたシーンに挑んで、何の目新しさもなく、脚本としてもヌルい展開で、中弛みしそうな時間帯に一番の中弛み演出が来てしまって、完全に寝ました。あとは子供の使い方もいまいちだったな…最初っから最後まで。

キャストは唯一、ラミ・マレックがアレな脚本の中でもいい雰囲気で抗っててさすが。レア・セドゥは全然いい感じに撮られてなくて残念…『ミッドナイト・イン・パリ』観直して上書きしようかな…。一方でアナ・デ・アルマスさんとやらはいっそ清々しいまでにエロくて素敵でした。

まあ総じて、ダニー・ボイルで観たかったという感じでしたね。