森博嗣『つぼみ茸ムース The cream of the notes 5』講談社文庫

ネタバレ特になし。

つぶやきシリーズの5。

いつも通り、記録のみ、つって終わりにしようとしてたら、今回はちょっと頁折ってたわ。構築物における「整合性」の話…《「神は細部に宿る」の「細部」は「装飾」ではない。》(142p)とか、あとは吉本ばなな羽海野チカに対する言及とか。

自分から遠いに才能に触れることが、芸術の醍醐味である。(自分に近いものだけにしか心を動かさないのは鈍感のやり方だ。)何億光年離れていても、その光は届く。その方向へ望遠鏡を向けさえすれば、いつでも見ることができるのだ。そんな静かな夜と望遠鏡をいつまでも持っていたいものである。
(105p)

記録のみ。