ネタバレ注意。
「左派赤軍」を含め、社会運動的共同体の登場する三長編(うち一作は繋がりのある短編連作)。
ネタ拾いたい、ないし雰囲気味わいたい、程度の手出しをするもんじゃないな、と思いつつ、なんとか読みきりました。私小説的、バイオグラフィ的な興味もあいまって読めるけど、難解な文体と思弁的内容、ダンテだのディケンズだの、引用されるテキストへの不案内もあって、なかなかに取っつき難いです。
これが大文字の「文学」ってやつなんですな…。
記録のみ。
- 作者:大江 健三郎
- 発売日: 2019/07/12
- メディア: 単行本