2021-03-08 冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』文春文庫 reading ネタバレ注意。集団自殺のために集った十二人の子どもたちの中に、「十三人目」の死体が出現して始まる密室心理サスペンス。結構本格的な謎解きがされるんだけど、個人的にあまりカタルシスを得られるものではなく、やはり「十二人」直系の心理劇を愉しむのがメインだった。その意味では読み応えは充分だったし、その果てにあるラストもまあ素敵だったな。評価はB-。十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)作者:丁, 冲方発売日: 2018/10/06メディア: 文庫