北村薫(他)『9の扉』角川文庫

ネタバレ一応注意。

次の作者にテーマを指定してリレーしていく、という短編ミステリ・アンソロジィ。

メンツが豪華。特に北村→法月→殊能のリレーはたまらんものがあるな。改めてR.I.P.を殊能センセに。

各々の短編については、インパクトの面で物足りない印象はあるけど、日頃の作風とはちょっと違った味のあるものが多くて面白い。そんな中で、辻村深月はやっぱ「よくできた」お話を書くよね…このアンビヴァレンスは散々述べてきたので繰り返しませんが。

評価はC。