ネタバレ注意。
TVニュースの人気アンカだった主人公が、ライオンに左手を食いちぎられて始まる運命の流転を描く、ロマンス・コメディ。
下巻の中盤までは、ダメなプレイボーイの艶笑譚に興味が湧かなかったけど、ドリス・クラウセンとのロマンスに照準が定まると、さすが小説がロマンティックに締まった感じがしてよかった。ボディ・ピアスを空港職員にあげるシーンとか、よかったなー。
そこに至るまでなかなかテンションが上がらなかったのは、訳の相性の悪さもあって。どなたか存じ上げませんが、このレベルの生硬な訳で、あとがきでワケ知り顔はちょっとイタいと思います。どの本も、柴田元幸や土屋政雄が訳してくれるわけじゃあないんだな…当たり前だけど。
評価はC。
- 作者:ジョン アーヴィング
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 文庫
- 作者:ジョン アーヴィング
- 発売日: 2009/11/28
- メディア: 文庫