ネタバレ注意。
短編集。
「テールライト」における、ココにそれもってくるか! ってクソ度胸がかっこええなあ。それまでユーモアと共感の深さにほっこりしながら読んでたんだけど、この恋人たちの輪廻の物語に撃ち抜かれました。
この衝撃があって、他の作品も「出会いなおし」ってタームのもと、さらに光ってる感じがするよ。「ママ」とかも、トガっていながらヒューマニティ溢れたいい小説だった。
いつも思うけど、森絵都って巧いのにつくりものの感じがしないよな。ひたすらカラリとオトコマエ。いい作家だわ、売却できないわ…。
評価はB。
- 作者:絵都, 森
- 発売日: 2020/03/10
- メディア: 文庫