ネタバレ一応注意。
リッダ闘争を中心とした、日本赤軍パレスチナ解放闘争の回想録。
「女闘士」と仲間の青年たちの革命記として、貴重なディテールに興味は湧く。中でも最も印象深いのは奥平剛士の人となりか。もちろんテロリズムを肯定するわけにはいかないけど、そのピュアネスとストイシズムは読んでいてせつなくも、哀しくも胸に迫る…両親への手紙は泣いてしまったなーこういうの弱いわ。
《天よ、我に仕事を与えよ》。眩しい言葉だわ、「上司よ、我に仕事をふるな」つって生きてる人間にとっては。
記録のみ。
- 作者:重信 房子
- 発売日: 2012/12/27
- メディア: 単行本