ネタバレ一応注意。
幕末の江戸に湧いて出た妖怪、豆腐小僧の珍道中と存在論を講談調で描く長編。
うーむ、大半を占める妖怪の蘊蓄と哲学、好事家にはたまらんのだろうか…民俗学の一つとして興味深くはあれど、妖怪そのものに属性のない俺には冗長に感じられてしまった。語りはユーモラスで読ませるけど、埋められない溝を感じる。
袖引き小僧かわいいなーと思って読んでいたけど、水木絵で見てみたらさらによかったわw
評価はC。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2010/10/23
- メディア: 文庫
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