2019明治安田生命J2リーグ 第31節 柏レイソル 3-4 モンテディオ山形

2019.9.7@三協フロンテア柏スタジアム

最高の試合 最低の試合
世界中追いかけるぜ 覚悟しとけよ
バックドロップシンデレラ「さらば青春のパンク~突き進め柏~」)

スタで散々聴いて、「突き進め柏」ってのはJ屈指の名チャントだなあ*1と思いましたが、独走態勢の首位チーム相手に真っ向勝負、アツすぎる撃ち合いを制して14試合ぶりの黒星をつける、という「最高の試合」を見せてくれたのは、我らが青白の戦士たちでした。柏のゴール裏二列目でこんなもん観れて、幸せすぎでした。

クリスティアーノマテウス・サヴィオ、J2のレベルをはるかに凌駕する個人能力を持つレイソルを相手に決して退くことなくハイプレスを完遂、セカンドや球際で常に先手を取って、結果相手のコンタクトは後手になってファウル誘発、そこからのセットプレイも狙い通りの精度で三得点、さらには美しすぎる連続ワンタッチプレイの崩しからの得点と、今シーズンベストゲームと言うに足る素晴らしい内容でした。跳び続けた足もパンパンで喉も枯れ、端的にアツすぎた。

この試合はなんと言っても中村駿という男の活躍に触れずにはおけない。得点に繋がったFK二本はスピードも落ちる球筋も完璧な軌跡を描いて美しかったし、そしてアレだけの球蹴っておきながら、坂元のゴールでは自分のキックを警戒して空いたニアを目ざとく狙わせるフィクサぶり。そして自らのゴールは、これまでモンテのボランチとして黒子的な役割に徹しているように見えた彼が、群馬時代のトップフォームで発揮していた、ファイナルサードへの侵出とシュートセンスを発揮して、「一皮剥けた」ことを感じさせて胸が熱くなるものでした。ゴール後の歓喜爆発もアツすぎた。

失点はいずれもゴラッソで、それに打ち勝ったことも含めて最高に充実した試合、サポとしての幸福が絶頂に達した感もありましたが、この素晴らしいチームはしかしまだ何も手に入れていないわけで。ここからの南国二連戦はまさに絶対に落とせない決戦、この日の集中をベースにして二つとって、そこから先の上位決戦に臨みたいところ。

全力で応援します。

*1:「PARK」だって負けてないけどな。