GRAPEVINE 『BABEL, BABEL』『ROADSIDE PROPHET』『ALL THE LIGHT』

順に14th,15th,16thフル。

風を待ってさあ行こう
どこへだってかまわない
忘れてたロックンロール
どこかで流れてる
(「Era」)

なぜかバインの新譜買ってなかったけど、たまたまYou TubeでMV見た「すべてのありふれた光」がよかったので、慌てて買ってなかったアルバム全部買いました。

以降、やっぱええなーつって聴いてます。語り尽くされたところだけど、音楽的で文学的な言葉を乗せた、センチメンタルでメロウなロックとしてジャストな職人芸。夏の終わりに聴くバインはまた格別であるなあと。

どこをどうやってきみを永遠にしよう
(「SPF」)

例えばほら
きみを夏に喩えた
武器は要らない
次の夏が来ればいい
(「Arma」)

覚えた憶えた忘れることを
心が折れそうになると思い出すこと
顔を上げて前を向いてても
変わらないものは変わらないものと思う
(「Chain」)

特に気に入った曲を列記すると、『BABEL, BABEL』から「EAST OF THE SUN」「SPF」、『ROADSIDE PROPHET』から「Arma」「ソープオペラ」「Chain」、『ALL THE LIGHT』から「Era」「すべてのありふれた光」*1

自分でもわかりやすい趣味だと思うけど、日本ロック史上屈指のメロディ・メーカはいまだに健在です。汲めども尽きぬセンチメンタル・グッドメロディ。亀井亨、恐るべし。

BABEL, BABEL (通常盤)

BABEL, BABEL (通常盤)

ROADSIDE PROPHET(通常盤)

ROADSIDE PROPHET(通常盤)

ALL THE LIGHT (通常盤:CD)

ALL THE LIGHT (通常盤:CD)

*1:この二曲さ、全文引用したいレベルで詞がやばいよ。歌詞カード読んでるだけで泣けてくるわ。