2019明治安田生命J2リーグ 第27節 モンテディオ山形 2-0 アルビレックス新潟

2019.8.11@NDソフトスタジアム山形

直近五戦四敗の状況下、それでも県民応援デーの1万8000人を超える大観衆に、選手たちが意地を見せてくれたグッドゲームでした。

サイドチェンジを交えながらポゼッションしつつ、フランシスを中心とした前線の選手たちがアクセントをつけてくる新潟の攻撃は、エースストライカを欠いてもなおその好調さが窺え、五分五分かやや押され気味の試合展開。シュートで難しい選択をしなければ…という場面があったりしつつ、それでもそれを跳ね返し続けたモンテディフェンス陣の奮闘は称賛に値するでしょう。

トピックとして大きいのはやはり加賀パイセンの復帰。序盤、プレゼントパスなど試合勘の不足を危惧させつつも徐々にアジャスト、果てはアシストまで決めるあたりはさすがのイケメン。そして同サイドの一列前は年齢にして半分以下、山形の至宝・半田陸の初スタメン。こちらも序盤何度か対人で後れを取ったけどすぐアジャスト、果てはアシストまで決めるあたりはさすがチットの親友。先制点場面は本田パイセンのスルーパスにも萌え倒した。あと陸は何度か入った長いサイドチェンジのボール、全部ピッタリ収めてたね。拓巳のトラップ見慣れてるから新鮮だったよ…ってああ、キャップもフランシス抑えくれてありがたかったです。いやマジで。

バイアーノ待望のゴールも、大槻渾身のダイビングヘッドも、それぞれに活躍が待たれた選手たちの関りもあって、ただスコア以上の価値のあるものでした。ディフェンスに軸足置いてハードワークとコンセントレーションのスタンダードを完遂しつつ、決定機を確実にしとめた、まさにチームとしての会心の勝利だったと思います。選手起用をズバリと当てた監督の仕事もまた素晴らしかった。

心残りがあるとすれば、ゴール裏に一緒に来てくれた友達に、坂元のヤバさが伝わりきらなかったことだな…まあでも、ファンクラブのタダ券もあげたし、自分でなんとかしてもらいましょう。また遠からず、1万8000人と言わず2万人のNDで。