竹本健治『キララ、探偵す。』文春文庫

ネタバレ一応注意。

アイドルオタクの大学生の下に、美少女メイド・アンドロイドがやって来て繰り広げられる、事件とドタバタ。

…正直、どこをどう楽しんでいいものか分からなかった。設定がエロゲみたいだなと思ってたら、クララとのポルノグラフィはまんまエロゲでした。そういえば竹本さんってエロ描写好きなんやったなー『ウロボロス偽書』でもやっとったわ。

幻想の香気の靄が吹き払われてしまうと、プロットの無理筋、粗雑さが目立ってしまう印象。最近の牧場智久シリーズなんかもそうだよな。

評価はC-。

キララ、探偵す。 (文春文庫)

キララ、探偵す。 (文春文庫)