2019.3.3@ニッパツ三ツ沢球技場
3月の冷たい雨にうたれながら、しかし選手たちは素晴らしくアツい戦いを見せてくれ、寒さ吹き飛ぶ快勝劇でした。
よく走って、よく戦って、よく集中して。コンパクトなハードワークはチームの理想の体現と見えました。得点はいずれもセットプレイで、流れの中からの得点が欲しいという欲もありましたが、惜しいチャンスはたくさん作れていたし、何より精度と確度の高いセットプレイは磨き続けるべきストロングであって。相手がジャッジへのストレスから集中を欠いていったことにつけ込んで、ゲームの大勢を規定した素晴らしい集中力でした。
二得点の阪野、その得点にキックで多くを貢献し、それ以外も好プレイの連続だった三鬼はもちろん、猪突猛進がご愛嬌の途中交代となったチット*1も含めて皆すばらしい出来だったけど、特筆すべきは初スタメンの大卒ルーキー、坂元達裕。
ユニ真っ黒になるぐらいに走って戦うのみならず、質の高いペナ侵入でチャンスをいくつも創出してくれました。特に後半、駿のロビングに胸トラからのボレーを合わせたシーンでは、かつての比嘉厚平の雄姿がフラッシュバックして。彼は多分全然知らないだろうけど、ああこうやってクラブの歴史は繋がれていくんだなあとオジさんサポの私は胸を熱くしていたし、それを担ってくれるであろう期待を充分に抱かせてくれるプレイぶりでした。そう遠くないであろう彼の初ゴール、多分泣くと思う。
やっぱり三ツ沢、タダの凡戦じゃあ終わらんね。毎回こうはいかないけど、こういう試合があるからサポはやめられない…何より今年のチームが応援するに足るものであるという確信を得られた喜びに、寒さの中でビールも進む第二節でした。
*1:そのおかげで入った山田がえらくオトナのプレイヤに見えたな…。