ネタバレ一応注意。
巌流島、忠臣蔵、池田屋、鍵屋ノ辻…日本史上の剣戟・刃傷沙汰を、チャンバラ映画の監督とシナリオライタが新解釈する、歴史解釈ミステリ。
史料の考証をベースとした綿密な筆致で、納得性の高い新説が示される。武蔵の「アリバイ」や、荒木又右衛門の「入れ替わり」など、ミステリとしてキャッチィな要素を親和的に入れ込んでくるあたりも、目配りの効いた仕事だと思います。
悪くない…決して悪くないんだけど、個人的な印象としてはどうしても地味だったし、このあたりの日本史にあまり興味がないんだよな…。
評価はC+。
- 作者: 高井忍
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/08/11
- メディア: 文庫
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