2018明治安田生命J2リーグ 第32節 レノファ山口FC 0-1 モンテディオ山形

2018.9.9@維新みらいふスタジアム
クリーンシートでの勝利。観ていてスコア以上の完勝に胸をなでおろしたゲームでした。
長く勝てていない…「爆弾処理」の対象である相手、中心選手の移籍、攻守の要であるキャプテンのサスペンションと、相手の状況的に京都戦徳島戦のハイブリッドのような山口相手で、戦前はどうなることかと思っていましたが、山口のメンタル的な発奮は、むしろアフタータックルなど球際でのラフさに出てしまったような印象でした。主審にもっとコントロールしてほしかったという思いもありましたが、我々の選手たちはそれにメンタルを乱されることなく、球際も冷静に闘い、よく走ってセカンドも拾ってボールを動かし、リードしてからはやや引き気味にゲームコントロールして、セットプレイやカウンタから決定機も創出し、と「強い」戦いぶりを見せてくれたと思います。
皆が自分の仕事を完遂した素晴らしい出来だったけれど、特にまずは栗山、まさに菅沼駿哉を彷彿させるカバーリングの妙、伸びて出て来るタックル、まさにディフェンスの鬼でした。ヘディング決まってりゃ文句なしMOMでしたが。そしてやはり小林成豪は今シーズンのチームの看板、冷徹な決定力を見せたゴールシーン以外にも、球際削られまくりながら、その相手を嘲笑するようなキレキレのドリブルで決定機をいくつも作っていました。開始早々のロングドリブルで、あ、この試合いけそう、なんて思わせてくれたのももはやエースの風格、シーズン最後までどうかケガなく。
成豪がやりやすそうだったのはシャドウで組んだアルヴァロの安定したプレイも大きかっただろうし、その効果は三鬼にも波及して、目の覚めるような斜めの楔が何本かギュインと入ってました。このメンバがこの出来でゲーム作ってくれて、南をはじめとする離脱組が絡んでくれるようなら、この先一個も落とせない昇格戦線、期待をこめて観られるように思います。
山口まで行ってよかった…休日出勤振替に感謝。自分の声出しの充実感も今シーズン随一であったので、次の金沢もこの調子で頑張ります。