ネタバレ注意。
Gシリーズ、悲劇三部作の二。元大学教授の失踪と、その邸宅で起きる殺人事件。
SFであることに、島田文子サーガであることになんの衒いもない。前作のサイバースペースでのアクションに対し、退歩なのかなんなのかスパイ大作戦ノリの生身のアクションが繰り広げられて。
島田さん好きだしまあ楽しくは読んだのだけど、シリーズの「画」の判断は保留の感じだな…ラストの苦さもあまり好みではなかった。前作のほっこりした記憶が鮮明なだけに。
ヌルいファンですね、ええ。
評価はC。
ψの悲劇 The Tragedy of ψ (講談社ノベルス)
- 作者:森 博嗣
- 発売日: 2018/05/09
- メディア: 新書