謎のドラッグ「バナナフィッシュ」をめぐって繰り広げられるサスペンス。
名作の評判を聞いていたけど、うーん…という感じ。ハリウッド産のマフィアものへの憧憬を、BLで味付けした程度の作にしか見えなかったわ。アッシュや朧のカリスマ性や、英二の稚児キャラぶりも、作者が狙った通りに表現できていると感じられるけど、俺含めた男性読者はあまり喜ばないだろうというタイプのそれ。
二巻の巻末エッセィ、独善的かつ支離滅裂な自分語りと、気遣い皆無の盛大なネタバレを披露している渡辺えり子女史には、同郷人として恥じ入るばかりでした。
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