ハルカトミユキ 『LOVELESS/ARTLESS』

2ndフル。
女性フォーク・ロックデュオ。なんかどっかで女amazarashiみたいな言われ方してるの見て気になって聴いたのですが。
劈頭の鍵盤のアレンジに「おっ」と思ったけど、それ以降はどうも茫洋としてフックに乏しい楽曲が並んでいた印象。詞は感情や情景をうまく結んでくれないし、メロディもどうもヌケきらず…サビが唐突に感じる曲が多いし、アレンジも脈絡なく四つ打ちダンスチューン始まっちゃたりで、結局何がしたいんだかいまいち分からなかった。別に比較されたくもないだろうけど、amazarashi的必然性はおろか、フォーク・ロックとしての叙情性も見出せなかったのが残念。
ヴォーカルのコは金髪ショートのキレイ系で、外見にコンプレックスなさそうなのも比較対象にならんな…つって外見について述べる不作法はともかくとしても、詞に醸そうとしてる自意識の割に、歌唱の説得力・喚起力において個人的に感じるところがなかった。それが一番致命的かも。
まあ、不幸な出会いでしたということで。

LOVELESS/ARTLESS

LOVELESS/ARTLESS