朝山実『アフター・ザ・レッド 連合赤軍 兵士たちの40年』角川書店

ネタバレ特になし。
連合赤軍の元兵士4人に取材したインタヴュー集。
この分野いい加減いろいろ読んだり観たりしたので、新しい知見というのは特になかったし、一冊の本として量的に物足りないってのもあるけど、とまれ事件から40年後の今、関係者の声をまとめて聴ける、読み易いテキストとしての価値はあるだろう。
40年という時間を経て、社会復帰を果たしてなお、事件の咀嚼の仕方と程度、向き合い方がそれぞれに違うってのが、事件の性格を物語っていると思う。
インフォーマントの事情でカットされたって部分にこそ興味があったな。
評価はC+。

アフター・ザ・レッド  連合赤軍 兵士たちの40年

アフター・ザ・レッド 連合赤軍 兵士たちの40年