ネタバレ特になし。
連合赤軍の元兵士4人に取材したインタヴュー集。
この分野いい加減いろいろ読んだり観たりしたので、新しい知見というのは特になかったし、一冊の本として量的に物足りないってのもあるけど、とまれ事件から40年後の今、関係者の声をまとめて聴ける、読み易いテキストとしての価値はあるだろう。
40年という時間を経て、社会復帰を果たしてなお、事件の咀嚼の仕方と程度、向き合い方がそれぞれに違うってのが、事件の性格を物語っていると思う。
インフォーマントの事情でカットされたって部分にこそ興味があったな。
評価はC+。
- 作者: 朝山実
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/02/14
- メディア: 単行本
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