ネタバレ注意。
女流作家の死から連続する死を描く長編。
愛憎劇としてのプロットはまとまってると思うけど、眼目たるアリバイ・トリックはちょっと完成度が低い。
労力かけた大仕掛けの割に、確実にアリバイたり得るかが微妙だし、どうしたって不自然な痕跡が残って、工作が瓦解すると思う…刑事主人公なんだし、そんなに鑑識無能にするわけにいかないべよ。
評価はC。
i(アイ)鏡に消えた殺人者―警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)
- 作者: 今邑彩
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/12/18
- メディア: 文庫
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