V.A. 『MIKA NAKASHIMA TRIBUTE』

トリビュート・アルバム。
13曲収録だけど、アーティスト名見ただけで5曲しか聴く気がしなかった。
手に取った最大のモチベーションはもちろんamazarashiの「僕が死のうと思ったのは」弾き語りセルフカバーだったけど、これはまあ、そのまま名曲。ヤバかったのはグループ魂「一番綺麗な私を」で、メロディの美麗なラブバラードを、コーラスと語りで徹底的に茶化してコミック・パンク化するという荒業、正直何回聴いても笑える出来で、必聴と思います。この収録を許したアーティスト側の度量の広さ*1にも惹かれますw
他にも柴田淳の独特の湿度感と翳りのある「声」の歌唱、あとはもちろん中島みゆき御大「愛詞」の圧倒的に堂に入った歌い上げと、聴く気のした曲はそれぞれ見所があってよかったです。
もう一曲聴いたのが誰だったかは、ご想像にお任せします。

MIKA NAKASHIMA TRIBUTE(初回生産限定盤)

MIKA NAKASHIMA TRIBUTE(初回生産限定盤)

*1:同時にブルーハーブをオミットしたブルーハーツ・トリビュートのスタッフの狭量に思い出し憐憫。