2016.6.5@愛知県芸術劇場大ホール
芸術劇場の大ホールとはまあ、無駄に音響の優れたハコでロックバンドの対バンを観る。
1.tacica
ホール仕様のセットリストとのことだったけど、やっぱライヴハウスで観てナンボのバンドだよなあという感じ。「人鳥哀歌」とか、速い曲はさすがにかっこよかったし、ヴォーカルの訴求力も感じられたけど、聴かせるタイプの曲では、その世界観の茫洋とした印象が勝って、爪痕をつけてくれる感じではなかった。
2.amazarashi
で、本命。サウンド的には遥かにハコへの親和性も高かっただろうけど、今度は逆にヴォーカルがちょっとコンディションの悪さを感じさせて。特に期待してた「ライフイズビューティフル」でキー外しまくってたのは残念だった…楽曲の持つ力に、字幕の演出がまったく追いついていないように感じられて、それもちょっと再考してほしいところ。
しかし逆に「美しき思い出」は演出もハマって抜群の喚起力だなあと。「多数決」もやっぱ圧倒的にかっこいいし、「しらふ」の存在感と、いろんな曲にハマる繋ぎの機能性も見事。あまり意外性のあるセットではなかったけど、しっかり堪能して帰りました。
セットリスト：1.後期衝動 2.季節は次々死んでいく 3.タクシードライバー 4.性善説 5.つじつま合わせに生まれた僕等 6.ラブソング 7.多数決 8.しらふ 9.美しき思い出 10.ライフイズビューティフル
