RADWIMPS 「記号として／'I' Novel」

18thシングル。
「記号として」はソリッドなロック・ナンバでまあかっこいいとは思うけど、個人の嗜好としてはやはり「'I' Novel」のあたたかみのある言葉とメロディの方にあるのは分かり切った話。一曲の中でくるくると構成が変わって、でもフロウの流麗さと、言葉のピュアネスと温度感は貫かれて、中々に美しい曲です。

輝いた朝の光が　水たまりを蹴って飛び散った
あのどれかが今の君なら　いいな　いいな
（「'I' Novel」）

もう一曲、「お風呂あがりの」も、音数抑えて、ヴォーカルもむき出しの感じでシンプルな構成だけど、パーソナルな世界観がよく表現されて充分な佳曲と思いました。もっといつもの凝ったアレンジで聴いてみたいような気もするけど、それだとこの新鮮さが死んでしまうかな。

記号として/‘I’ Novel