野田サトル「ゴールデンカムイ 1・2」集英社ヤングジャンプコミックス

明治期北海道を舞台に、アイヌ埋蔵金をめぐって魑魅魍魎入り乱れる歴史活劇。
土方某筆頭に歴史上の人物絡んでくるのはアガるし、料理*1やサバイバル技術などのアイヌ・ガジェットも効いているし、刺青人皮とか青年マンガとしてのケレンと、少年マンガ的なアッパー感を兼備した、なかなかの快作と見えました。
絵柄もよく整理され、演出にもメリハリが効いていて好み*2だったけど、唯一女性のカオの描き方が不得意…つかいまいち気合入れてないんじゃないかと。ここまででは2巻のアシリパ*3さんのバアちゃん発言に対するリアクションのカオぐらいだったかな、魅力的だったの。特に中心人物については一考の価値ありかと。

*1:2巻なんてほとんどアイヌ料理マンガやないか。

*2:特に適度なグロ描写にデザインセンスを感じる。

*3:ホントはリは小文字。