2014 J.LEAGUE DIVISION2 第28節 松本山雅FC 0-0 モンテディオ山形

2014.8.24@松本平広域公園総合球技場アルウィン
2012シーズン以来のアルウィン。あの時は松本の昇格初ホームという記念すべき試合、アウェイ参戦の記念に買っている相手チームのタオマフも、大行列で買えなかったのでした。二年の月日が彼我の立ち位置を逆転させこそしましたが(泣)、やはりJ2屈指の雰囲気を持つスタジアム、そして所要で参戦できなかった昨年の試合がその年のベストゲーム*1だったということもあり、興奮を抑えきれぬ遠征でありました。
そして、試合の方はスコアレスドローの結果となりましたが、期待に違わぬ好ゲームであったと思います。お互いに集中力高く、攻守目まぐるしく展開が早く、球際も激しく、シュートシーンが多い。決定的なシーンは松本に多く作られましたが、守備陣の集中の高さは観ていてこれぞ山形と誇らしいものでした。西河石井の最近固定の二枚、新鮮味がないとか思っていてごめんなさい。そしてこの試合は何といっても山岸の鋭い反応と安定した技術。あの雨の中で、判断も盤石。このあたりが他のGKと代表経験者の差で、それを見せつけたこの試合のMVP。
攻撃陣は、ディエゴとロメロが引き続き好調そう。ボールタッチすればJ2では抜けた技巧が堪能できます。しかしその個の打開に頼る以外に攻め手がないのが限界でもあり。かつてはサイドアタックをストロングポイントとしていたハズが、今じゃサイドに開いても閉塞感しかなく…シュンのケガが痛いなあ。
松本は船山の「切り裂き」*2の能力も、個人的に注目していた岩間の守備とセカンド対応も、さすがと思って観ていたけど、その後シュートが入らなかったりパスがズレたりで、我々としては助かったところ。このあたりの精度が上がれば、J2に収まるタレント、チームじゃないでしょうね。
さあ、来年もこのスタジアムに来れるのか。いよいよ佳境の昇格戦線、次回のレポートは10月4日、長良川競技場の予定。待ってろラモス。

*1:俺、泣いたよ。オオクボ! ゴウシ!

*2:我が家では「切り裂く方」と呼ばれています。「方」のニュアンスは山形サポなら分かるハズ。