ネタバレ特になし。
エッセィ集。
読むたび同じこと言ってるから文体の話はいいとして…でもエッセィでもやっぱり読み難いんだけど、それ以上に何と言うか特権意識みたいなものが端々に…と言うか前面に立って感じられ、それはキャラ作りでやってんのかもしれないけど、それでもやっぱり鼻についた。
「ここではない何処かへ」の章のドタバタ旅行記なんかだとまだ読めるような感じだったけど…。まあでも、こういうメンタルじゃないと、小説にもああいうオリジナリティは出ないんだろう。チャンドラーだって、実際は相当鼻持ちならない人間だろうし、多分。
評価はC。
- 作者: 矢作俊彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1990/12
- メディア: 文庫
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