ネタバレ一応注意。
宋代中国を舞台に描く歴史活劇。
いつも大体同じ感想で申し訳ないのだけど、今回もいつも通り、キャラクタの魅力とか、プロットの縦横さとか、中国歴史小説としての雰囲気作りとか、安定の手腕で安心して楽しめる。
でも長編の場合、ちょっとダレると言うか、メリハリを欠くようなところはあるかな。建弘と月英のカラミとか、凄く大事なところだと思うんだけど、そういうところはもっと派手に盛り上げて欲しかったようにも。
評価はC+。
- 作者: 森福都
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: 文庫
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