ネタバレ一応注意。
短編&掌編集。各編末の「参考文献」の扱いとかも、『九杯目には早すぎる』と似た構成。
登場人物が重なってたりして期待を抱かせるけど、連作通した仕掛けはなく基本的にはノンシリーズ。それぞれアイデアは凝らされているし、通底してちょっとシニカルな視点が感じられて、なんだろ、「アッサリした西澤保彦」みたいな感じで印象は悪くなかった。ちょっとライトすぎるきらいは否めないところだが…。
一番好きだったのはやっぱ「ラスト・セッション」かな。音楽ミステリには無条件で好感を抱くという説もある。
評価はB−。
- 作者: 蒼井上鷹
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/03/12
- メディア: 文庫
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