ジャンプ読み始めた頃の連載作。
なぜか本棚にあったパターン。でも新刊で買ってるぽい…。
同世代のジャンプ読みならご記憶でしょうけど、黄金期からやや下り坂のジャンプにあって、結構異色作でしたよね。当時はちょっとオトナっぽい印象で好きだったけど、大人になってから読むといかにも陰惨にしようとしてる感じで、子供は虐待しよう、女はレイプしよう、てドラマやキャッチを安直に作ってる気がして、なんだか不幸な作品だなーと思ってしまった。少年誌(ましてジャンプ)でこの青年誌的なマンガやって、読者掴んどくのにドラマが要るのは分かるけど…。
「愛する者」とか「憶えているもの」とか、男女関係の機微にフォーカスした作品、そこでのこまやかさは女性作家らしいものがあったし、そういうのが「精神と記憶」に対する正しく幸福なアプローチだったと思う。未完なのでもし続くことがあれば、そういうのがもっと読みたい。
…しかしかずいくん、暗殺者の割に、情報の取り扱いとか自分の身の振り方とか、いろいろと迂闊すぎる…まあ迂闊なキャラ設定なんでいいのかもしれないのだけど。
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