STRAIGHTENER 『STRAIGHTENER』

10th。
いつバンド名をカタカナ表記にしようか迷っている。
10thフルにしてセルフタイトル、自信のほどが窺えようというものです。
なるほど確かに力作、攻撃的で重層的で、ロマンティックでスケール感があって、というストレイテナーのロックのかっこよさは十全に表現されています*1前作が個人的にはいまひとつだったのですが、それより全然聴いてます。
しかし前作の時に書いたのと似たような感想になってしまうけど、『Nexus』ほどに偏愛するアルバムにはやはりならないなあ、というのが正直なところ。前作は曲単位でメリハリが感じられなかったけど、今作は一曲一曲は凄くかっこいいのに、アルバム全体で起承転結がついてないような印象があって。「Lightning」や「イノセント」が、「クラッシュ」や「Ark」と描いていた美しい対照のような。
だけど「プレアデス」とか「KINGMAKER」、「羊の群れは丘を登る」あたり、やたらかっこいいので聴き込むと思います。

STRAIGHTENER

STRAIGHTENER

*1:メロディがいまいちでも演奏で引っ張れるのは大きいね。中盤そんな曲多いけど特に「KINGMAKER」のギターはツボ。