RADWIMPS "絶体延命ツアー"

2011.5.8@日本ガイシホール
絶体絶命』レコ発、初ラッド。
凄く楽しいライヴでした。アリーナクラスのライヴは久々だったけど、二階指定席で拳上げて叫んで跳んでシンガロングして、最近じゃライヴハウスのフロアでもやらないような楽しみ方で、満喫しました。
客層もそうだったけど、野田洋次郎のMC、オーディエンスとの掛け合い含めて会場の雰囲気が全体的に若くって。そもそも演者が年下のライヴって初めてかもしれない*1。若干取り残されたり、俺のライヴでの規範が通用しない場面もあった。でもそれを幼稚だと不愉快に感じなかったのは、何よりバンドの高いパフォーマンス、音楽集団としての高い達成ゆえだろうと思います。「DADA」「おしゃかしゃま」「君と羊と青」の絶対的な盛り上がり、要所に挟まれる、厭味にならないインプロビゼーション、映像や照明の演出、そして本編ラスト「救世主」やアンコールラスト「狭心症」の吸引力。それを全身で享受しようとするオーディエンスの高いモチベーションも、バンドにエネルギーを与えていることが感じられました*2
個人的に嬉しかったのは「ふたりごと」だけど、一番楽しかったのは「君と羊と青」、だけど一番圧倒的だったのは「狭心症」かなあ。「コレ聴きたい」てのは数限りなく、「コレ要らん」てのもぶっちゃけあったけど、「グラウンドゼロ」だけはなんとしてでも聴きたかった…でもあれを演らず「狭心症」で〆、てのは彼らの「RAD」である所以のラディカリズムかもしれませんね。
それと…「もしも」のシンガロングってのはサビを延々繰り返すのだね。俺フルコーラス歌うの楽しみで《This is a song...》からしっかり叩き込んで行ったのに。なんかすげーカラオケ行きたくなったので、よろしくお願いします。
セットリスト:1.億万笑者 2.DUGOUT 3.透明人間18号 4.トレモロ 5.だいだらぼっち 6.05410-(ん) 7.学芸会 8.π 9.DADA 10.G行為 11."Bridge over Troubled Water" (Simon & Garfunkel) 12.やどかり 13.携帯電話 14.ふたりごと 15.おしゃかしゃま 16.君と羊と青 17.いいんですか? 18.音の葉 19.救世主 en. 1.マニフェスト 2.狭心症

*1:あ、ベボベは年下だった。

*2:でも手拍子はよく考えてやった方がいい。