ネタバレ特になし。
「松本紳助」って番組やってた時に出た、二人それぞれの自分/相手語りの本です。
紳竜→ダウンタウンという、後者の登場が前者の退場を促したって話は散々既知。それに伴う、「テンポ」云々という技術論・方法論をめぐる言説、およびその自意識の相違は、「お笑い史」的には興味深いものでしょうが、読みどころはそれぐらいかな。
後は成功者、特にお笑い芸人におけるその自分語りなんて、されても寒いだけでしょう。松本人志という芸人、特に「ごっつええ感じ」という番組じたいは、同年代の多聞に漏れず、僕の思春期の人格形成に大いなる影響を与えていましたが(だからこんな本まで所有しているのですが)、最近はすっかりご無沙汰になってしまったし。島田紳助に至っては、「司会」として相手取る雛壇の、さらには番組全体の空気感なんかがどうにも駄目で、テレビで見た瞬間チャンネル変えるぐらいの存在なので。
処分処分。
評価はC。
- 作者: 島田紳助,松本人志
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2003/03
- メディア: 文庫
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