綱本将也(作)/ツジトモ(画)「GIANT KILLING 8」講談社モーニングKC

もう八巻。
だって二箇月連続刊行だもんなあ。
今回も対大阪ガンナーズ。読み応えありまくりなカードとなりました。相手のキーマン、窪田に対する「策」も見どころではあるが、中心はやはり「ストライカーのエゴイズム」という題材。夏木におけるその葛藤と顕現ね。
このマンガはエゴイズム肯定派で、まあ大体のサッカーマンガはそうだろうけど。『オレンジ』もだったし。その意味ではまあありきたりっちゃありきたりのテーマなんだけど、夏木はホラブッ飛んだキャラだから、お約束であってもオリジナルなものとして読まされてしまうカンジね。イメージ上の王子とか、笑ったよ。
と、キャラクタマンガとしての計算高さも見られる構成でしたが、まあなによりサッカーマンガとしてね、面白さは問答無用です。

GIANT KILLING(8) (モーニング KC)

GIANT KILLING(8) (モーニング KC)