SPARTA LOCALS 『Leecher』

7曲入りep。
インディーズ回帰作、さらには新ドラマーに元ヘルマンの梶山を迎えての第一作。
…ということもあってか、作を重ねるごとにメロディアスになっていったメジャー時期とは異なり、どちらかと言うと荒っぽく、初期衝動の炸裂したようなパンク・ナンバーが中心。
それは特に、今までフロントマン安部コウセイが全詞曲を担当していたバンドにとって、新たな転換となった新ソングライター梶山の詞曲担当作品に顕著だが、まだなんとなく小手調べの感があるなと思った。ギターの泣きとか、暗黒ロマンティシズム、不穏なセクシーさといったものが感じられないのは物足りない。ラストのコウセイ曲「氷のムーン」ぐらいかな。梶山の詞の壊れ方はなんかスパルタのパブリックイメージ…「ばかやろう」とかそういう一面…に忠実たらんとしているような気もして。この人へルマンではどういうの書いてたんだろうな。
まあ、これからこれから。

Leecher

Leecher