『KENTARO KOBAYASHI LIVE "Potsunen"』

小林賢太郎のソロライヴDVD。
一人語り、電話形式、パントマイム、アナグラムに映像コント。
並んだコント作品に、一つとして似た手触りのものがない。溢れ出るアイディアと、それを高めるセンス。もはや「コント」という表現形式は完全に脱構築されている。小林賢太郎というコント作家は、前にも後にも誰の姿もないゼロの平野で、ひたすらに自分の創造に邁進できている、なんとも稀有で幸福な表現者なのだと認識させてくれる作品集。
もちろんそんな彼の姿にストイシズムなどカケラもなく、相変わらずキャッチーで魅力的な「芸人」であることも、僕が彼をこの上なく愛する理由ですが。声マネしてるのはあれ、KREVAだよね? あと「いい家ですね」にクソワロタ。今後はMacネタもどこかで見ることができるであろう。トヨタホームとは市場規模が段違いだ。
一つだけ気になったのは、なんだか体型が年齢を重ねて見えた件。まあ、しょうがないっちゃしょうがないけどね。
第二弾『○』についてはまた書きます。