井上雄彦「リアル 6」集英社ヤングジャンプコミックス

一年ぶりの憂鬱。
結局ずっと高橋引っ張った…暗い…気が滅入る…。
というわけで、高橋の捻じ曲がった根性をひたすら引っ張りまくる巻となっております。正直一年待たされて(別にそんなに心待ちにしてたわけじゃないけど)、ひたすらこれだとなんだか割り切りない部分があったりしますね。しかしまあ、この暗鬱が「リアル」を描くことなのだと作者は考えたのでしょう。
父親との関係性の描き方はぶっちゃけベタなものだと思うが、「寝顔は変わんねな…」とかモツ鍋とか、高橋の表情がいちいち巧すぎで、やっぱこれだけ絵が描けるとこういう魅せ方ができるもんだなー、と。

リアル (6)

リアル (6)